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BUTSUYOKU IN MY HEAD

うまーく会社の宣伝を織り交ぜるブログです。

【動画あり】ProTools対応!最新VR音響技術の「G'Audio Works」を試してみた。

みなさま。

初めまして。株式会社グランドファンクの音楽プロデューサーの剣持と申します。

剣持って珍しいね、ってよく言われるのですが意外といますよ。

 

そんなことはさておき、弊社は映画、CM、WEBムービーなどありとあらゆる分野での音楽制作を行っております。

代表的なのは「告白」や「嫌われマツコの一生」、SPECシリーズなんかもグランドファンクでやっていたりします。昔に流行った「スパ王ぉ〜!!」のサウンドロゴとかもやってたりしました。息の長い会社ですね。

色々事例が載ってたりするので、よかったら見てみてくださいね。

www.grandfunk.net

 

そんなことはさておきで、皆様だんだんとお気づきかと思うのですが、テレビCMだけで食っていける時代では無くなりそうなんです。

最近ではWEBでの施策のムービー等も頻繁にご依頼が舞い込んで来ており、

中にはアプリの音楽やプロダクトの音楽まで、仕事の幅が多岐にわたるようになってきました。

広告代理店業からコンサルティングに移行してきている流れとなんとなく似ていますね。今やデジタルメディアを加味していない戦略的マーケティングはとっても効果が薄いと実感してきております。

 

そうなると意外と腰が重いのが音楽業界。

曲を作り上げていくのはどうしても、致し方なく、とっても楽しいので、出来る限り音楽を作ることだけに尽力したいと思うのがこの業界なのです。

 

僕も何かしら出来ることはないかとUnityやvvvv,Unreal Engineなど思いつくがままに試してみましたが、C#C++Python…ぐえぇ〜。って感じです。中々エンジニア気質になるのは難しいものです。

 

前置きが長くなりましたね。

そんなデジタル側にシフトしてきた、このエポック!

サードパーティ製の「G'Audio Works」と言うプラグインが出てまいりました。

 

 

G'Audio Lab - Sound for VR

 

こちらのプラグインは、Unityが分からなくても、より緻密に、リアルタイム性の高いバイノーラル音響を作り出すことができるんですね。

AmbisonicsやSpacial Audioが分からなくても、とりあえずOKです!

上記からインストールが出来ますが、VRコンテンツとして配信する場合は別途ライセンスが必要となるみたいです。上手いこと考えましたね。

 

一応必要スペックを記載しておきます。

2.1. System Requirements

For the installation of the G'Audio Works, the following systems are required:
- MAC OSX 10.10.5 or later
- Pro Tools 11.2.0 or later (Pro Tools HD recommended for 5.1 and Ambisonics)

インストールして、アホみたいにすぐさま開くとこんな感じになります。

f:id:Manato_GF:20170424192343p:plain

これだけでもなんとなしにすごそうに感じます。

凄く綺麗なUIですね。どことなくUnity3Dっぽさを感じます。

 

インストールした際、はじめに気づくのが、インサートの「SoundField」カテゴリに

「GWork Master」と「GWork Slave」と言うプラグインの2つが入っていることです。

この二つをうまく駆使していきます。

 

 

f:id:Manato_GF:20170424192533p:plain

 

 と言っても、やることは使用したいオーディオのインサートに「GworkSlave」を入れ、マスタートラックに「GworkMaster」をぶち込むだけです。

※それぞれのオーディオトラックに全てSlaveを入れた後、Masterを入れないと上手く反応しません。

準備が終わるとこんな画面になります。

f:id:Manato_GF:20170424192823p:plain

 

なんか浮いていますね!

今回テスト用に作った3つのオーディオがステレオに配置されております。

※モノラルで書き出せば、1個だけの表示になります。むしろモノラルで使う場合の方が汎用性は高いかもしれないですね。

ちなみに

・濃いピンク→drums

・薄ピンク→808 tom(ポンポン言ってるやつ)

・黄色→ベースシンセ

です。

(色は勝手に決められちゃうんですかね…。)

 

 

肝心の音はどんな感じかと言うとこんな感じに聴こえます。

youtu.be

左右だけではなく、距離の変更に加えて上下にも配置が出来るんですね。

中々な自由度の高い形で且つ直感的に分かるのは嬉しいです。

 

ちなみに上下のフィルター感をわかりやすくするとこんな感じになります。

youtu.be

 予想以上に上下感は伝わります。

パンニングのオートメーションも多分出来るかと思いますが、

自由度が高い分、考えることは増えそうですね。

 

また、「G'Audio SOL」と言うアプリと連携することで、

書き出したデータをアプリ上で読み込むことで、書き出す際、Spacial Audioなどなどいちいち気にせずとも出来るみたいですよ。これもプラットフォームビジネスですね。

 

剣持所感

ーー

・すごく良い。

ーー

細かいレビューは藤本健さんなど、もっと詳しい方がきっとレビューして下さるので、それを待って下さい。

 

ただ、背面で聞こえるときのボリュームなどの割合を調整出来たりするのかな、というのとインタラクティブに何か行う際には、物足りなさはありますが、シネマティックに考えられたプラグインだと思うので、ひとまずは問題ないのかと思います。

インタラクティブ性を求めるのであれば、少し手間ではありますがそれこそUnityでやってよ、ってことですね。

いずれ似たような製品がAbletonから出て、HMDの加速度と連動した体験をさせてくれそうな気もしてます。

 

コンシューマーにも届きやすく、かつ直感的に操作出来るこの製品は

音楽×テクノロジーをブーストさせてくれそうなプラグインとなりそうです。

空間を想定したリバーヴの生成など、考えるだけでヨダレがでそうですね!

 

グランドファンクでもこういったVR音響の施策ももちろん承っておりますので、

何かございましたらご相談くださいませ。

 

以上、「G'Audio Works」最速日本語レビュー(?)でした!

808のタムはリードに使うと今っぽくていいですよね。

 

剣持でした。